DHA/EPAの血圧に対する効果・血圧を下げる理由
DHA/EPAのが血圧に与える影響や効果についてまとめています。
そもそも、高血圧になる原因とは?
DHAが血圧を下げる効果が期待できる説明をする前に、まずは「高血圧になる理由」について簡単に解説しておきます。
「高血圧」とは、心臓から送り出される血液の圧力が高い状態のこと。
血圧は刻々と変化しているため、一過性のものであれば問題ありませんが、継続的に続くようであれば、心臓や脳などの各所に大きな負担をかけるので危険です。
高血圧が引き金となって、体のいたるところで悪い影響が出る可能性が高くなります。
高血圧の要因として代表的なものは、「肥満」や「ストレス」等と言われていますが、実はまだはっきりとした原因は分かっていないのだとか。
はっきり分からないながらも「これは確実に原因となっているはず」と言われているものが「加齢」によるもの。
年齢を重ねるとともに、血管壁がどんどん固くなっていき、その事が原因で高血圧になりやすくなってしまいます。
柔軟性がなくなり、まるで細い鉄パイプのようになった全身の血管に、しっかり血液を行き渡らせるためには、心臓もかなりがんばってポンプ運動をしないといけません。
この心臓が頑張りすぎる事で、高血圧になりやすいと言われています。
- 加齢で血管が固くなる
- 心臓が血を届けるために過剰に頑張る
- 結果、高血圧に
加齢による高血圧の要点をまとめると、このようになります。
DHA/EPAが高血圧に効果的な理由
DHA/EPAはこういった「加齢による高血圧」に対して、とても有効だと考えられます。
詳しくは、DHAとEPAが血液サラサラにする原理は別物だった!の記事でも解説していますが、DHA/EPAが血液や血管壁に与える影響がその理由です。
DHAが得意とする作用は「柔らかくする」ということ。
赤血球をゴムボールのように柔らかくし、血管壁もゴムホースのように柔らかくしてくれます。
そして、EPAが得意な作用は「固まらせない」ということ。血小板の凝集作用を抑える事で血栓ができにくくなる作用をします。
(ちなみに、高脂血症の治療薬として有名なエパデールの主成分もEPA。)
加齢によって、鉄パイプのように硬質化してしまう血管や、ドロドロになってしまう血管を、DHAの柔軟性によって鉄パイプからゴムホースに。
そして、EPAの作用によってドロドロな血をサラサラにする事で、心臓への負担を低減。
その結果、心臓が「過剰なポンプ運動」を行う必要がなくなるので高血圧になりにくく、DHA/EPAが「高血圧予防に有効」と言われているのです。
DHA/EPAの1日に必要な量を手軽に補給しよう!
DHA/EPAを含む食材は、ほぼ「魚」です。
そして、厚生省が推奨するDHA/EPAの摂取目安は1日あたり1,000mgが基準値。
歴史上、もともと日本人は魚をよく食べる民族でした。ですが、食生活の欧米化に伴い魚を食べる習慣が失われ、推奨量を摂取できてない人が増えたと言われます。
そんなDHA/EPAを毎日、魚を食べなくても補給するなら、栄養成分を凝縮したサプリを使うのがおすすめ。
サプリの利用で魚嫌いな人でも、確実にDHA/EPAを補給できるというメリットもあります。
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