DHA/EPAには白髪を予防する効果がある!?原因と対策
DHA/EPAには白髪を予防する効果があるのでしょうか?白髪の原因や対策とともにまとめました。
photo by Catrin Austin
DHA/EPAが白髪予防になると言われる理由
DHA/EPAが白髪予防への効果は、科学的に実証されたわけではありませんが、「情報」として多く存在しているものです。
では、なぜそういった事が言われるのでしょうか?
DHA/EPAと白髪の関係性で考えられる理由は以下の2つです。
- DHA/EPAの血流改善効果
- DHA/EPAの精神安定効果
DHA/EPAの代表的な作用が血の巡りを良くするというものです。
DHAは赤血球や血管壁に作用し柔軟性を与えます。この柔軟性によって赤血球の流れがスムーズになります。EPAは血小板の凝集作用を抑えます。血管が破れた時などに血小板が凝集する事は大切ですが、アラキドン酸等の脂肪酸由来の凝集作用は強力すぎるため血栓の原因ともなりかねません。
EPA自体も血小板を凝集させる作用がありますが、凝集させる力より抑える力の方が強いため身体にとって都合の良い作用です。
このDHA/EPAの2つの働きによって血流が改善し、結果的に栄養素がしっかりと頭皮へいきわたり白髪の予防へとつながるという仕組みです。
DHA/EPAには精神安定をさせる効果もあり、いくつかの実験結果によって実証されています。〈DHA/EPAが【うつの改善効果がある】と言われている理由〉
実は、ストレスと血流の流れには密接な関係があります。過剰なストレスを受けると自立神経が乱れます。自立神経は血流の流れもコントロールしていて、自立神経の乱れによって血の巡りも悪くなってしまいます。
DHA/EPAの摂取は「ストレスを改善しながら血の巡りも整えてくれるという相互的な作用をしている」という事が分かります。
現代人に不足しているDHA/EPA
DHA/EPAは「魚の油」です。特に、青魚に多く含まれている成分として知られます。
厚生省が推奨する1日に必要なDHA/EPAの量は1000mg。それに対して、実際に現代人が摂取できている量は、20代で約「200mg」、高年齢層でも「500〜600mg」と不足しています。足りない理由は明確で、昔に比べて「日々、魚を食べる事が減った」からです。
いきなり「魚食」に切り替える事は、現実的にはなかなか難しいもの。そこで、サプリを活用する方法をおすすめします。不足しているDHA/EPAを、普段の食事に手軽にプラスするという方法です。
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