DHA/EPAの不整脈への効果
不整脈は脈の打ち方が通常と違っておかしくなってしまう状態の事です。一定のリズムではなく不規則なリズムとなってしまうためのそう呼ばれています。
photo by Matthias Ripp
不整脈の原因
不整脈というと、なんとなく血管が詰まっているから…のようなイメージがありますが、主な原因は心臓自身にあるようです。
心臓は電気信号によってポンプ運動をしていますが、この電気信号がなんらかの原因で乱れてしまうとポンプ運動の動きがおかしくなってしまい不整脈となってしまいます。
この「何らかの原因」として、特に多い原因は次のようなものです。
- 加齢
- 体質
- 過労やストレス
- 睡眠不足
不整脈には大丈夫なものと、診察が必要なものがある との情報がありますが、自己判断することなく疑いがある場合には専門医の受診を受ける方が良いでしょう。
DHA/EPAの不整脈への効果
DHA/EPAには、血液の流れをスムーズにしサラサラにする効果があります。
不整脈の主な原因は心臓自身に問題がある場合が多いため「血液がサラサラがどうか」についてはあまり影響・効果はないようです。
但し、実際にDHA/EPAが不整脈改善へ一定の効果を示した実験結果も発表されています。
ラットとモルモットを使った実験結果では、自然発症的、もしくは人工的な不整脈に対してオメガ3系脂肪酸(DHA/EPA)が不整脈を予防する効果が7例報告されていたようです。
▶参考:オメガ3系脂肪酸と健康 Omega-3 Fatty Acids and Health
不整脈の要因に「加齢」もありますが、あくまでも要因のひとつにあるだけで、年齢に関係なく不整脈は起こりえます。
現代社会は「ストレス社会」等とも揶揄されますが「その過剰なストレスが不整脈の大きな要因になっている」とのケースが多いそう。
また、過剰なストレスは睡眠不足を招き、より悪化すれば不眠症や「うつ」を誘発する危険性を秘めています
この辺りの事が、不整脈が年齢に関係なく発生してしまう要因となっているのは間違いなさそうです。
次の2つの記事で、DHA/EPAのストレスや睡眠への有用性も解説しています。
この事からも、DHA/EPAを摂取する事で、不整脈が起こるリスクを低減させる事ができそうです。
現代人に不足しているDHA/EPA
DHA/EPAは「魚の油」です。特に、青魚に多く含まれている成分として知られます。
厚生省が推奨する1日に必要なDHA/EPAの量は1000mg。それに対して、実際に現代人が摂取できている量は、20代で約「200mg」、高年齢層でも「500〜600mg」と不足しています。足りない理由は明確で、昔に比べて「日々、魚を食べる事が減った」からです。
いきなり「魚食」に切り替える事は、現実的にはなかなか難しいもの。そこで、サプリを活用する方法をおすすめします。不足しているDHA/EPAを、普段の食事に手軽にプラスするという方法です。
この記事の後に、おすすめの記事
[ad-mobile]