関節リウマチの温熱療法・温めるやり方の種類
関節リウマチに対する温熱療法の基本と、実際の温める方法の種類についてまとめました。
photo by vegar hansen
関節リウマチには温熱療法
関節リウマチの治療には、基本的には薬による治療がほとんど。それ以外の手段としては「リハビリ」か「温熱療法」のいずれかの方法が中心となります。
温熱療法の目的は部位を温める事のよって血液の循環を良くし、痛みの原因となる成分や老廃物の排出を促すというもの。根本的な改善というよりは、痛みを和らげて日々の生活に支障がないようにしていくという目的です。
ちなみに、関節の炎症が強く熱を持っているような場合には温熱ではなく冷却する必要があります。つまり、実際に温熱療法を行う場合には、今どんな状態なのかプロの目で判断してもらう他ありません。
ですので、自己判断で温熱療法を行うのではなく、必ず専門医の指示に従って行うようにします。
温め方の種類
温熱療法にはいくつかの種類があります。
電気療法
専門の医療機関で行う方法。マイクロウェーブや赤外線等のよって身体の芯から温めます。
パラフィン浴
パラフィンと呼ばれるロウのような液体に手足をつけて行う温熱療法です。パラフィンの熱伝導率の低さによって比較的、高温な50度という温度でも熱く感じる事なくじんわり温める事ができます。手足がツルツルになる事から、リウマチ以外でも美容系でも使わえるものです。
ホットパック
いわゆる温かいタオルのようなもの。タオルに温水を含ませて温めたり、電子レンジで温めてホッカイロのように患部にあてて使用できるものもあります。家庭でも行いやすい温熱療法のひとつです。
関節リウマチにはDHA?
リウマチによる関節痛にはグルコサミン等の成分も有名ですが、実はそれ以上の効果を「国」からも実証されている成分がDHAです。
関節痛にグルコサミンが効かなかった場合
関節痛の症状緩和には「グルコサミン」がよく利用されます。ですが、関節リウマチに対してはグルコサミンよりもDHA/EPAの方が作用が上です。
消費者庁の機能性評価においても、関節リウマチの症状緩和作用は「A判定」。グルコサミンは「B判定」でした。
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