物忘れ

老化と認知症の「物忘れ」には分かりやすい違いがある

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老化と認知症に共通する特徴として、「物忘れ」が挙げられます。共通する「物忘れ」ですが、それぞれにはどのような違いがあるのでしょうか?

photo by Ricardo Liberato

 

老化の物忘れの特徴

老化による物忘れの一番の特徴は「忘れてしまった事自体は覚えている」という事です。物忘れしてしまったけど、「何か買うはずだった」「何かしにきたはずだった」のような状態。

実際に起こった事や、自分が行動しようと思ってた事を忘れているだけなので、何かヒントを出す事で思いだす事ができますし、ありもしない事を作り話してしまうような事もありません。

老化由来の物忘れは、脳の神経細胞の機能低下によるもので、ごく自然に誰にでも起こりえる事です。

認知症の物忘れの特徴

反対に認知症による物忘れは、「忘れてしまった事すら覚えていない」という事。体験や記憶がすっぽりと抜けてしまっている状態なので、その事が原因でトラブルとなる場合もあります。

友人と何か「約束ごと」をしていた時を例にしてみます。

老化による物忘れであれば、「ごめん!そうだったね」と、うっかり忘れてしまったかのような反応です。一方、認知症であれば「そんな約束はしてない! 嘘を言うな!」と怒りだしてしまうかもしれません。(以前と人柄が変わってしまう事も特徴)

認知症ならではの特徴を簡潔にまとめると次のようなものがあります。

  • 物忘れがどんどん酷くなっている(進行する病気)
  • 判断力や理解力がなくなる
  • 性格や人柄ががらりと変わる
  • 意欲の低下、ネガティブな反応
  • 日常的な事がいきなりできなくなる時が増えた

認知症は脳の病気です。早期発見する事によって、治療できる場合があったり、薬によって進行を遅らせる事も可能です。ゆっくりとではありますが、確実に進行していく病気のため、家族やまわりの知人が、変化に敏感になり早期に診察を受けてもらう事がとても重要になります。

▶関連:「物忘れ」を病院で診てもらう時にはどんな方法で検査する?

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