らっきょうを食べて血液サラサラになる?効果と仕組み
らっきょうを食べる事で血液をサラサラにする事はできるのでしょうか?
photo byayustety
「らっきょう」のサラサラパワーの仕組み
らっきょう そのもののサラサラパワーの素となっていそうな成分は「硫化アリル」です。
硫化アリルは、玉ねぎや長ネギ等にも豊富に含まれている成分で、例えば玉ネギを微塵切りにした時に涙が出て来るのは硫化アリルによるものです。
硫化アリルにサラサラ効果がある理由は、血小板の凝集を抑える事で血が固まりやすくなる事を防ぐためと言われます。
「玉ねぎの微塵切り」の例にあるとおり、硫化アリルは揮発性の高い成分です。
ですので「らっきょう漬け」等のして水にさらした場合には、硫化アリル自体は流れでてしまう可能性も高くなります。
ただ、この場合、表面以外の部分にいくらかの硫化アリルが残る事と、らっきょう漬けの主要材料となる「お酢」にもサラサラパワーがある事から、血液のサラサラ効果は維持できると考えられます。
「らっきょう」のその他の効果
らっきょうに含まれる硫化アリルは、疲労回復に効果の高いビタミンB1の吸収力を高める働きがあります。
ですのでビタミンB1が豊富な豚肉と一緒に摂取する事で、高い疲労回復効果が期待できます。
硫化アリルが豊富な玉ねぎは、豚肉と一緒によく合わせられる野菜ですが、意外にらっきょうと豚肉の「味わい」としての相性も良いです。
豚肉とらっきょうに味噌や砂糖醤油で味付けした炒めもの等は、そのさっぱりとした風味がクセになる味わいですし、微塵切りにしたらっきょうを炒飯等に加えてもアクセントになります。
また、これも意外に知られていないのが、らっきょうの食物繊維はかなり豊富だという事。食物繊維でよく話題にあがる牛蒡と比べても、実に3〜4倍もの食物繊維がらっきょうには含まれていると言われます。
腸内環境を整えるおつまみとしても、らっきょうは最適なものです。
[ad-mobile]