蕎麦を食べると中性脂肪は下がる!? 効果と関係性まとめ
「蕎麦ダイエット」という言葉もあるように、蕎麦には脂質コントロールの効果が期待できそうです。
では、具体的には蕎麦のどのような成分が、体のどんな部分に影響を与えているのでしょうか?
蕎麦は栄養成分に優れた食材
「蕎麦」と「うどん」を昼ごはんに食べるなら…だんぜん蕎麦がおすすめです。
蕎麦は低カロリーでありながら、栄養価も高いという特徴を持っているので、ダイエットや脂質コントロールを行ってる人にとっては最適な食べ物。
栄養成分に注目すると、ビタミンB1やB2といったビタミンの他、豊富な植物性たんぱく質が含まれています。
たんぱく質に大きく関わる成分がアミノ酸。肉類等に豊富に含まれていて、筋肉を生成するのに欠かせない成分です。
肉類に含まれる動物性たんぱく質のアミノ酸量は豊富ですが、同時に飽和脂肪酸といった中性脂肪の原因となる脂肪酸も多く摂取してしまいがち。
その点、蕎麦に含まれる植物性たんぱく質であれば、アミノ酸も豊富に含まれながらも脂質を限りなく抑える事ができます。
アミノ酸由来の筋肉は減少してしまうと、脂肪燃焼効果が薄れてしまい太りやすい原因となってしまいますが、中性脂肪を増加させる飽和脂肪酸は含まずに、必要なアミノ酸のみ吸収できる点が蕎麦の魅力とも言えますね。
また蕎麦の優れているところは、血糖値の度合いを示すグリセミック値(GI値)もとても低いということ。
およそ食パンの半分近いGI値しかかないので、血糖値を急上昇させにくい食材です。
血糖値を急上昇せせる高GI値なものは、それに伴って中性脂肪を生成させる要因となるので注意が必要です。
蕎麦を代表する成分はなに?
すでに紹介したように、蕎麦には様々な栄養成分が含まれていますが…
蕎麦の中で「健康」というキーワード時に合わせて頻繁にでてくる、代表的な成分が「ルチン」と呼ばれるポリフェノールです。
ルチンは、いちじく・アスパラガス・トマト・柑橘系の皮等にも含まれていますが、特に蕎麦には豊富に含まれている事で有名。
ルチンは強力な抗酸化作用をもっているため、美容等のアンチエイジングにもとても有効です。
ルチンは毛細血管を強化したり、血小板の凝集を抑える事で『 血の巡り』を改善したり強化してくれたりする作用もあります。
この事から心疾患や高血圧改善にも効果が高いといわれています。
まとめ
最後に蕎麦と中性脂肪の関係をまとめました。
- 蕎麦に直接中性脂肪を下げる効果はない
- ただ、低カロリーで栄養価も豊富なのでダイエット食でおすすめ
- 血糖値も低いので、中性脂肪をあげにくい
- 「血の巡り」「美容」等への効果が高い強い抗酸化作用をもつ、ルチンを豊富に含む
中性脂肪をラクに下げたい!
中性脂肪を下げるなら魚の油であるDHA/EPAを摂取するのがおすすめです。
消費者庁では「健康食品の機能性」を国内と海外の複数の文献を調べて総合評価した「栄養成分の機能評価」というものを行っています。
この国が行っている機能評価の中で、DHA/EPAは全11モデルの中で最も多くの高い評価を受けた成分です。
特に中性脂肪を減少させる効果はA判定の最高ランクでした。DHAが中性脂肪を下げる効果が高い仕組みは、次の3つの理由にあります↓
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