物忘れ

肝臓が悪くなると物忘れもひどくなる?肝臓と物忘れの関係

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肝臓が不調になると、その状態によって物忘れがひどくなる場合があります。肝臓と物忘れには2つの関係性がありました。

photo by Connor Dunn

肝臓と物忘れの関係

肝臓と言えば1番に思いつくのは「アルコールを分解する臓器」というイメージを持つ方が多いはず。肝臓はこのような解毒作用の他にも、脂肪の消化吸収を助ける胆汁を分泌したり、栄養素をいったん蓄えて必要な時にエネルギーとして供給する代謝機能の役割も果たしていたり、その役割は多岐に渡ります。

また「沈黙の臓器」という代名詞でも有名で、負担をかけていながらその事に自覚がない事が多く、気づいた時には、様々な不調となってSOSサインを出し始めます。

慢性的に疲れやすい、倦怠感がある等を感じた場合には、肝臓が弱っている可能性が高く、物忘れ、集中力の欠如等も肝臓の機能低下のサインになる場合があります。

物忘れに見える肝性脳症とは?

肝臓の機能低下がひどく、副次的に発生してしまう病気が「肝性脳症」です。肝臓の「肝」と、脳みその「脳」の2つの名前が合体している病気。

「肝性脳症」は、肝臓の機能が低下して解毒作用が弱まってしまい、毒性の物質が身体の中に溜まってしまう事が主な原因とされます。毒性の物質とは腸管内で発生するアンモニア等の事で、通常、肝臓で解毒されるはずが、解毒されずに脳内に入る事で肝性脳症となってしまうのです。

肝性脳症になると、急激な性格の変化や、計算する事や文字を書く事が困難になる等の状態の他、腕を伸ばしたままで止める事ができず、バタバタと鳥の羽のように羽ばたかせる「羽ばたき振戦」と呼ばれる状態が特徴です。

性格の一変は認知症とも似ていたり、普段できる事が出来なくなったりする状態も物忘れにも見えますが、比較的重い肝臓の病気になっている状態で肝性脳症を起こす場合が多いので、肝臓系の治療している場合は注意が必要です。

参考記事:ボケかなと思ったら“肝性脳症”だった

自分が治療を受けている最中の場合はもちろん、本人だけでは気づきにくい場合も多いので、周りも一緒になって注意しておく必要があります。

 

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