なぜ老眼になるのか?老眼の症状とケース別の原因
老眼の基本的な症状や、老眼になってしまう様々な原因についてまとめました。
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老眼の症状は?
老眼は手元の文字がぼやけて見えにくくなる状態の事。手元は見えませんが、基本的に遠くのものは見える事が特徴です。
老眼の基本的な原因
まず、正視と呼ばれる目のピントがしっかり合った状態は次のような図で表す事ができます。
モノや背景等は、目のレンズ機能である水晶体を通過し、網膜に焦点を合わせます。
網膜と焦点がぴったり合った状態になると、モノがはっきりと見えます。
焦点を合わせるポイントは主に2つで、レンズである水晶体が「膨らみ縮む」柔軟性がある事と、水晶体を動かすための毛様体筋がしっかり機能している事です。
老眼は、主に加齢が要因となって、この水晶体の柔軟性がなくなってきたり、毛様体筋の力が衰える事で、水晶体の伸縮がスムーズにいかなくなる状態です。
老眼の兆候は?
老眼の兆候例の代表として、新聞の文字が読めなくなったり、文字を書いている時にぼやけてしまう等の状態が挙げられます。
実際に老眼になっている人の8〜9割程の人が「読み書き」中の見えかの異常によって、気づく場合が多いようです。
また「疲れ目」と間違えやすいですが、老眼と疲れ目には明確な違いがあります。
▶関連:老眼の初期症状や兆候はどんなもの?疲れ目との違いは?
老眼に男女差はある?
基本的に老眼のなりやすさに男女差はありません。
ですが、実感値として「老眼かも?」と感じる事に差は見られます。
また、実際の進行スピードは、女性より男性の方が早いという研究データも発表されています。
▶関連:老眼のなりやすさは男女差がある?女性は早いけど進行も遅い?
老眼はどれぐらいの年齢ではじまる?
老眼になる年齢で最も多いのが50代が中心。ですが、早い人では40代から老眼になる人も一定数おり、「スマホ老眼」「夕方老眼」等も加えると、若い世代でもなる人は多いようです。
▶関連:老眼が始まる年齢は何歳ぐらいから?どれぐらいの割合?
老眼・近視・遠視・乱視の違い
老眼との違いがいまいち分かりにくい、これらの症状についても解説しています。
▶関連:近視・遠視・乱視・老眼の違いとは?それぞれの対策方法まとめ
老眼が認知症の原因になる?
老眼を放置していると「物忘れやボケの要因になる」かもしれません。
「本能性性痴呆」や「廃用性認知症」等といった、認知症の要因になる場合があります。
老眼と間違えやすい危険な病気
老眼と症状がよく似ていながら、放置すると失明の危険もある病気も存在しています。
「そんな病気がある」という事を知ると共に、もし覚えがあるなら、早期に眼科検診を受けるようにしましょう。
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