老眼

老眼のなりやすさは男女差がある?女性は早いけど進行も遅い?

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老眼になりやすいなりにくいは、男女間で差があるのでしょうか?

photo byPaul Townsend

 

 

老眼の男女差

カリフォルニア大学の研究チームが、眼科専門の国際誌に発表したデータでは、9つの研究データに基いて、老眼の男女差について調査されています。

RESULTS:Studies of presbyopia including sex as a contributing factor were highly heterogenic (P = 0.01) but overall found female sex to be statistically significant in predicting earlier onset for presbyopia with an adjusted confidence interval (CI) using the Shore method of 95% CI [1.02, 1.45]. When limited to studies only measuring accommodative amplitude, female sex was not associated with presbyopia in a fixed effects model with a 95% CI [0.49, 1.07].

出典:Meta-analysis of sex differences in presbyopia.

要約すると、男性よりも女性の方が「老眼である」という事を実感しやすいという発表。

検査上のデータでは、男女に差はないものの「モノが見えにくくなる」や「眼鏡をかけたくなる」といった、実際に本人が感じる状況下では、女性の方が老眼を感じやすいという事です。

この研究データの限りでは、老眼のなりやすさに男女差はないけど、実感しやすいのは女性の方が多い、という事になります。

 

女性の老眼は進行が遅い?

東京慈恵会医科大学眼科の発表によると、実際に老眼になった後では、進行スピードに男女差があるとの報告も。

年代別の平均調節力を求めたところ、40~44歳では男性が4.5Dだったのに対し、女性は5.8D、45~49歳では男性1.6Dに対して女性は3.2D、50~54歳では男性1.3Dに対して女性は2.4D、55歳以上では男性1.3Dに対して女性は1.0Dとなり、40~54歳で有意に女性の調節力が大きかった。逆に、ほぼ同等の調節力を発揮する年齢を比較すると、女性の45歳は男性の42歳に、女性の50歳は男性の44歳に相当した。

出典:日経メディカル

同じような研究データは、海外でも1例のみで、データ量としては、まだまだ少ない状態ですが、老眼の進行の男女差から発展し「加齢進行の差」という分野においても注目を集めているようです。

 

夕方老眼の可能性も

よく「女性の方が老眼になりやすい」と言われますが、それは老眼ではなく「夕方老眼」と呼ばれる状態なのかもしれません。

夕方老眼は特にオフィスワーカーに多い状態で、日中に長時間パソコンの画面を見続ける事によって、目の周りの筋肉の毛様体筋が疲弊してしまい、うまくピントを合わせる事ができなくなっている状態。

一時的に老眼と同じような状態になってしまっています。

また、特に女性の場合はメイクによるドライアイの指摘も。

目に潤いを与えるマイボーム腺と呼ばれる目の器官が、過剰なアイメイクによって詰まらせてしまうと言われています。

老眼と夕方老眼の見分け方は、夕方老眼はあくまでも一時的なものであるという事。

特に、目を酷使するような事をしていないのに、手元の近い距離が常時見えにくくなっているなら、老眼の可能性が高くなります。

 

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