緑茶は中性脂肪コントロールに良い?下げる効果の理由
普段飲んでいる緑茶には、脂質コントロールへの効能が期待できるようです。
photo by Ashwin Kamath
緑茶の成分
緑茶の主な成分は、ビタミン、カルシウム等のミネラル、サポニン、アミノ酸であるテアニン、苦味成分のカテキン、カフェイン等です。
緑茶に含まれるカフェインによって、コーヒーを飲むよりも集中力が増す感じのする方も多いかもしれません。
苦味や旨味成分がバランス良く入っているお茶は、日常的に飲んでも飲み飽きる事なく、リラックスできる飲み物でもあります。
脂肪への効果は?
中性脂肪への脂質コントロールに影響を与えていると考えられる成分が、カテキンです。
カテキンは緑茶の苦味成分であるポリフェノールの一種です茶カテキンは消化酵素の働きを抑えることで、ゆっくりと食べ物を消化吸収する事で血糖値の上昇を抑えます。血糖値の急上昇は中性脂肪の大きな原因となるため、この作用を抑える事=中性脂肪を抑えるという事となります。
また、茶カテキンは脂肪肝への有効性も認められています。脂肪肝は、アルコール性によるものと、脂質異常症由来による脂肪肝で通称NASH(non-alcoholic steatohepatitis)と呼ばえるタイプがありますが、NASHに及ぼす影響として茶カテキンを使った試験が行われていたようです。
また直接的ではないにせよ、脂質コントロールに有用である成分が、テアニンです。テアニンは興奮を抑えたり神経を落ちつかせる効果があります。(緑茶のカフェイン量が多いのに、適度にリラックスできるのはこのため。)
ストレスと中性脂肪は〈ストレスで中性脂肪が増える!?原因と関係性を3分で解説〉の記事中で解説したとおり密接な感駅があり、うまくイライラと付きあう事は中性脂肪を抑えていく中でとても大切な部分です。
ゆっくりリラックスできながら、上手に中性脂肪の吸収を抑えてくれる飲み物が緑茶という事になります。
中性脂肪を下げるDHA/EPA
消費者庁が実施する「栄養成分の機能評価」は、健康食品の機能性を国内と海外の複数の文献を調べて総合評価するもの。
DHA/EPAは全11モデルの中で最も多くの高い評価を受けた成分です。特に中性脂肪を減少させる効果はA判定の最高ランクでした。DHAが中性脂肪を下げる理由は、次の3つの理由があります↓
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