母乳のdhaが赤ちゃんに与える効果と必要量はどれぐらい?
母乳には赤ちゃんの成長に欠かせない様々な栄養成分が含まれています。その成分の中で注目されているのがDHAです。
photo by Benjamin Horn
母乳のDHAは国のお墨付き?
DHAは脂肪酸の一種です。赤ちゃんがお腹にいる時は、脳の神経細胞の生成に。生まれた後は、脳の栄養と生育に欠かす事はできません。
ですので、粉ミルクにも「DHA入り」という風に、DHAが入っている事をウリにしている商品を見かける事があるはずです。
DHAの作用は、国の機関でも実証されています。
消費者庁では、栄養成分に対する機能性評価というものを定期的に行っています。
これは、簡単にいういうとサプリなどの栄養成分で身体に良いと言われているものが、本当にそんな効果があるのかどうか?という部分を公正な立場で検証したもの。
DHAでは、粉ミルクにDHAが添加される事が多くなってきたことから『育児の発育・行動・視覚発達補助』に効果が本当にあるのかどうか?という事を検査されてました。
その結果が以下のとおり。
出典:https://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin915.pdf
評価についてはA〜Fの6段階に分かれていて、その評価内容は以下のとおりとなっています。
- A:機能性について明確で十分な根拠がある
- B:機能性について肯定的な根拠がある
- C:機能性について示唆的な根拠がある
- D:機能性について示唆的な根拠が少数ながら存在するが不十分
- E:ヒトでの効果確認例がなく、根拠レベルの評価不能
- F:否定的な根拠がある。根拠情報がほとんどない。
結論として、『育児の発育・行動・視覚発達補助』へのDHAの効果は、総合でB判定、研究タイプや一貫性でみるとA判定で、評価の高いものです。
DHA/EPAの摂取目安量は?
DHA/EPAの摂取目安は厚生労働省推奨では1日あたり1000mgです。
この数値は18歳以上の平均数値であり、それ以下の赤ちゃん・幼児・子供については大人の摂取量を基準にという補助書きのみです。
例えばEPA等は3000mg以上毎日とりつづけると、血液がサラサラになりすぎて血が止まらなくなりやすくなる等の症状が出る場合がありますが、DHAについては特に上限値はありません。
いずれにせよ、身体にとっては「バランスの良く摂取する事」ベストですので、大人の基準値をベースに偏り過ぎないように摂取するようにします。
母乳内のDHAは年々減少している
DHAは魚に含まれる脂肪酸(油)です。
以前の日本人の女性は、世界的に見ても「母乳内のDHAが豊富に含まれている」と言われていました。
これは、昔は魚を良く食べる習慣があった事が理由。魚を食べる事で、しっかりDHAも補給されていたとう事です。
ところが近年では、魚を食べる機会が減り「欧米型の食生活」が定着してきました。
魚食の減少に伴って、母乳内のDHAも減少してしまったというデータがあります。
出典:https://www.nissui.co.jp/academy/market/23/05.html
青魚からの摂取は注意が必要
「魚食が減ってるなら、魚を食べる習慣にすれば良いのでは?」と考えますが、子どもを持つお母さんが魚を食べる場合には注意が必要です。
厚生省の発表で「魚の摂取への注意点」が報告されています。
…ところが、お魚の一部には、自然界に存在する水銀が食物連鎖によって、お魚を通じて取り込まれているものがあります。このため、この水銀が、お魚などを極端にたくさん食べるなどのかたよった食べ方によって、おなかの赤ちゃんの発育に影響を与える可能性がこれまでの研究から指摘されています。…
出典:お魚についてしっておいてほしいこと (厚生労働省)
注意される理由は、魚に微量に含まれている水銀が主な理由。
水銀は、授乳中にもお母さんの食事を介して赤ちゃんに移行します。
妊娠中ほど過敏になる必要はありませんが、できれば「水銀の多い魚」は選ばない方が良いでしょう。
授乳中のDHAサプリの選び方
魚からの水銀が気になる場合や、魚嫌いなママは、サプリからDHA補給をするのがおすすめです。
魚を食べてDHAをとるのも、サプリから摂取するのも効果は同じです。
水銀値の頻出チェック済みのDHAサプリであれば、水銀の量を気にする事なく、安全にDHAのみ補給する事ができます。
DHAサプリの中には、この水銀チェックをしてない商品もありますので、授乳中は水銀検査済みのものを選ぶようにしましょう。
水銀検査済みでDHA量 最大!
授乳中のDHAサプリメントは、
製薬会社satoの「美健知箋」がおすすめです。
DHA含有料を比較しました
他との違いを見るために、実際に日本製のDHAサプリ19社と含有料を比較してみました。
美健知箋は含有量750mgと、業界で最大のDHAを配合。
厚生省が推奨する1日のDHA必要量1000mgをほとんどカバーできる程の量です。
水銀値も検査済み
水銀検査をしているサプリは次の4つ。()内、含有料です。
- 美健知箋 (750mg)
- 赤ちゃんに届くDHA
( 350mg) - ハグラビ (300mg)
- ママのDHA(300mg)
水銀チェック有りで含有料が最も多いのも美健知箋です。
詳しく見る
品質の違いは個別包装にも
DHAはとても酸化しやすい成分。酸化したDHAの摂取は逆に悪影響になってしまいます。
ジッパー式のパックだけでは、空気に何度も触れる事になり、酸化しやすいDHAをより酸化させる要因に。
ですので、保管方法は1日分量づつの個別梱包をされている製品の方が安心安全なものになります。
個別包装されているDHAサプリは、佐藤製薬の美健知箋と大正製薬の大正DHAのみです。
授乳中に飲みやすい
約半分のDHAサプリは、狂気じみた大きさのものもあります。
もう半分も、硬貨半分程の大きさがあるので、授乳中に飲むには辛いサイズです。
美健知箋はビーズ程度の細かな大きさなので、そんな心配は不要。
また、小さい分、吸収スピードも早いので、溶けずに吸収されない(…そんなサプリも存在します)という事もありません。
1日33円で試せる
1ヶ月分1,000円は定期便前提の価格ですが初月解約がOKです。
登録後に、しつこい営業メールやハガキが届く事もなく、電話1本ですぐに解約する事ができます。
赤ちゃんのDHAは母乳から
DHAは必須脂肪酸です。必須でありながら、身体の中では生成する事ができないため、食料から補給する必要があります。
DHAは、妊娠中には胎盤をとおして栄養として送られていました。
そして、出産後に赤ちゃんがDHAを補給するためには、お母さんの母乳から補給するか、粉ミルクからという事になります。
上記「脂の種類」に分類されるように、DHAは脂(不飽和脂肪酸)です。
例えば、牛からとれる牛乳にも脂肪酸が含まれていますが、摂取量に注意しなければならない動物性の飽和脂肪酸です。
一方、母乳に含まれる脂肪酸は多価不飽和脂肪酸(DHA等)の量がとても豊富。高級ミルクといっても過言ではないぐらい栄養成分に優れたもの。
母乳に含まれるDHAの平均量は約20mgですが、 日本人は、元々DHAを含む魚を多く食べる習慣があったため、世界的に見ても母乳中のDHA量は平均より高いと言われていました。
ですが、現在では食生活の魚不足が指摘され、お母さんの母乳のDHA量も不足しがちと言われています。
魚嫌いなママは、特に意識してDHAを摂取する方が良いでしょう。
魚嫌いプレママにおすすめDHA
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