大根の部位で血液サラサラ効果は違う?おすすめの食べ方は?
大根の血液サラサラパワーの秘密と、その効果を発揮するためのオススメの食べ方を紹介します。
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大根のサラサラ効果の仕組み
大根のサラサラ効果の理由となっている栄養成分は、大根に含まれているイソチオシアネートと呼ばれる成分によるものです。
イソチオシアネートは、いわゆる「辛みの素」となっている成分で、例えば大根の他にもわさび等にも大量に含まれている成分です。
イソチオシアネートは、血中内で作用し血小板の凝集を抑える事で血を固まりにくくします。その作用でドロドロ血になる事を防いでくれると言われ血栓予防等にも効果が期待できます。
また、大根を食べる本体部分ではありませんが、大根の芽には血糖値を下げる作用があると報告されています。
血中内で糖分が多い事は、ドロドロ血の多きな要因となりますので、この血糖値を下げる効果もサラサラ効果の根拠になっています。
部位によって変わる?
大根のサラサラパワーの一番の理由になっているイソチオシアネートは、辛さの成分でした。
そして、このイソチオシアネートは細胞を傷つけて(大根の)空気と触れさせる事で、はじめて生まれる成分でもあります。
つまり「大根おろし」を作る時にイソチオシアネートは最大量生成されます。
大根おろしにはぴりっとしたほのかな辛みを感じますが、おでんの大根にはそれを感じない事がその証拠です。
実際に大根おろしを自分で作った事のある人は「ある経験」を感じた事があるはずです。それは、大根おろしの辛さが、大根をすった場所によって微妙に違っているという事。
大根の芽に近い部分ほど辛さは少なく、大根の先端部分になるほど辛みが強くなっていきます。
これは、単純にイソチオシアネートが含まれる(生成される)量が、大根の部位によって異なるためです。
もし、大根の血液サラサラ効果を期待するなら「辛い大根おろし」が作れる、先端部分を使うようにするのがおすすめです。
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