中性脂肪が高いのは「食事の仕方」が原因?3つの改善方法
中性脂肪が高くなってしまう大きな原因のひとつが食事です。食事の摂り方や摂る内容によって高くなりすぎてしまうリスクを抑えていきましょう。
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食事で中性脂肪が高くなってしまう理由
まずはじめに注意しないといけない事は、中性脂肪=悪 ではありません。中性脂肪は余ったエネルギーを脂肪として蓄えつつ、緊急時にはエネルギーとして使ってくれる必要なものです。
ただ、現代社会では遥か昔の狩猟時代等とくらべて「生命の危機」になるような緊急時(飢餓など)になる場合はほとんどなく、過剰なエネルギーの貯蓄としてたまってしまいがち。 いわゆる肥満の状態。
この過剰なエネルギー+運動不足の2つの要素が重なった時に、中性脂肪はあがりやすくなってしまいます。
中性脂肪を上げ過ぎない!改善のための3つの方法
積極的に運動を心がける事は大事ですが、この記事では主に食事のアプローチについて考えます。中性脂肪を改善させるためにおすすめの方法は次の3つ。
1.よく噛んで食べる事
しっかりと噛んで食べる事で、食べたものを効率よく吸収できる他、脳の満腹中枢への刺激によって過剰に食べ過ぎる事を防ぐ事が可能。
欧米型の食事は、柔らかいものが多く噛む事がおそろかになりがち。ですので、特にしっかりと噛む事を心がけるようにします。
2.規則正しいリズム・時間に食べる事
中性脂肪の性質として「エネルギーを蓄える」という要素があるとお話しました。
もし、いつも食事する時間が不規則になっていると「次に、いつ食事ができるか分からない」と脳が勘違いしてしまい中性脂肪を蓄えやすい体質になってしまうようです。
昼夜が逆転の仕事や、夜勤交代性等の仕事も珍しくな時代ですが、 なるべく「同じ時間に食事を摂る事を心がける」だけでも体内リズムが崩れにくく不要な脂肪を蓄える必要もなくなります。
3.油の種類に注意する事
中性脂肪は脂質です。 普段摂取する油の種類はとても大事。
現代型の食生活はオメガ6系の油を過剰に摂取しがち。(※オメガ6も必要な油ではあるのですが…)
できれば、オメガ6よりも、青魚の油成分であるオメガ3系の脂を意識的に摂取する事を心がけましょう。
〈DHA/EPAは何に一番効き目がある?効果のあるもの一覧〉でも解説していたとおり、消費者庁の調査では、オメガ3系の脂肪酸 DHA/EPAに血中の中性脂肪を低下させる作用が確認されいています。
良質な脂をとる事が、中性脂肪を下げる事へつながります。
中性脂肪を下げるDHA/EPA
消費者庁が実施する「栄養成分の機能評価」は、健康食品の機能性を国内と海外の複数の文献を調べて総合評価するもの。
DHA/EPAは全11モデルの中で最も多くの高い評価を受けた成分です。特に中性脂肪を減少させる効果はA判定の最高ランクでした。DHAが中性脂肪を下げる理由は、次の3つの理由があります↓
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