中性脂肪と肝臓の関係性・中性脂肪が増えると脂肪肝になる?
中性脂肪が増えすぎると身体の様々な部位に影響を与えてしまいます。そんな影響を受ける部位のひとつが肝臓です。
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中性脂肪は肝臓の脂肪を増やす?
肝臓は「沈黙の臓器」として有名。
他の臓器と比べて、異常が発生してもすぐに身体に異変を感じる事が少なく、実際に気づいた時には既にかなり病気が進行していた…という事もよくあると言われます。
ですので健康診断等で定期的に状態をチェックする事が何より大切です。
そんな肝臓ですが、肝臓に大きな悪影響を与えるもののひとつが中性脂肪と言われます。(※中性脂肪自体は悪ではありません。)
肝臓からはインスリンというホルモンが分泌されています。インスリンは血液中の糖分を骨格筋へ受渡してエネルギーとして使ってもらえるように動く「橋渡しの役割」です。
通常であればインスリンはスムーズに骨格筋へと糖質を受け渡す事ができますが…肥満体質になるとこの動きを邪魔する事で知られています。
インスリンがうまく働く事ができなければ、血液中の糖分が過剰に残ってしまい高血糖に。 さらに厄介な事に、中性脂肪が細胞内に(必要量)吸収される動きも邪魔します。
血液中に残った中性脂肪は、肝臓等の臓器に集まりやすくなってしまい、いわゆる「脂肪肝」と言われる状態となってしまうのです。
脂肪肝の原因となるものは、この中性脂肪由来のインスリン阻害によるものと、アルコール性の脂肪肝の2つが挙げられています。
脂肪肝を解消するには?
脂肪肝は放っておくととても危険な病気です。悪化すれば、肝硬変へ移行し、肝癌の原因に繋がります。
脂肪肝と診断された場合には、まずは医師の指示・指導のもとでしっかり対処していく事が基本。
自分で行える解消法は予防方法としては、「脂質制限」や「アルコール制限」を行い、しっかりと運動をする事が中心となります。
脂質異常症の原因と同じように、脂肪肝は脂肪の量が多すぎる事が原因です。ですので、その中性脂肪に対する対策を行っていく事となります。
具体的な対策方法については、次の記事を参考にしてみて下さい。
中性脂肪を下げるDHA/EPA
消費者庁が実施する「栄養成分の機能評価」は、健康食品の機能性を国内と海外の複数の文献を調べて総合評価するもの。
DHA/EPAは全11モデルの中で最も多くの高い評価を受けた成分です。特に中性脂肪を減少させる効果はA判定の最高ランクでした。DHAが中性脂肪を下げる理由は、次の3つの理由があります↓
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