中性脂肪

中性脂肪値が高いと尿酸値も高くなる?2つの意外な関係性

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痛風の大きな原因となる尿酸値。尿酸が高くなる原因には、中性脂肪など脂質の働きも大きく関係しています。

photo by Iqbal Osman

 

尿酸値とプリン体

尿酸はプリン体が最終的に体の中で変化する「搾りかす」のような存在。

プリン体は食品中の「旨味」に該当する部分であり、体内では「細胞の新陳代謝」の際に使われるものです。

「プリン体=悪」というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、このように細胞の新陳代謝に必要なので、基本的にはプリン体は人にとって必要なものと言えます。

ただ、プリン体が、体内で過剰に代謝されてしまうと尿酸もその分増加し、痛風の要因になってしまう場合も。

では、体内でプリン体が過剰に代謝する原因は何なのでしょうか?

まず始めに思いつくのが「ビールの飲み過ぎ」等、プリン体を含む飲み物などの摂取。「プリン体カットビール!」のようなビールも販売されたりもしていますね。

ただ、もともとプリン体は多くの食品に含まれているものであり、何もビール限定のものでもありません。

また、実際に食料から摂取されるプリン体は、その食料中のプリン体のわずか20%程度と少ないもの。

よほど異常な量を摂取したり、毎日摂取し続けない限りは、そうそうプリン体が増えすぎるような事はありません。

 

プリン体が過剰代謝する原因は何?

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プリン体が体の中で過剰に代謝する原因は、多くの場合「脂肪分」によるものが大きいです。

例えば、「中性脂肪」は体内で「リポ蛋白質」となって血中内に運ばれ、細胞表面に存在する「リポ蛋白リパーゼ」によって遊離脂肪酸とグリセロールに加水分解されます。

中性脂肪より細かく分解された遊離脂肪酸とグリセロールは細胞内に吸収された後、再び細胞内で中性脂肪に再合成されます。

そして、運動等によってエネルギーが必要な状態になると、細胞内で貯蔵されていた中性脂肪に対して、ホルモン感受性リパーゼが働き…再び遊離脂肪酸とグリセロールに分解。(脂肪の燃焼状態)

遊離脂肪酸は血中に再び放出されて細胞のエネルギーとして使われています。

遊離脂肪酸はエネルギー元となるのですが、TG値(中性脂肪値)が高いと、血中に放出された遊離脂肪酸がエネルギーになりきらずに、肝臓へと運ばれてきます。(ちなみに、この遊離脂肪酸は中性脂肪へと再合成されます。)

そして、この肝臓に運ばれた遊離脂肪酸によって、プリン体の代謝を過剰にしてしまうのです。プリン体の代謝が高まる事で、尿酸がどんどん生成され…結果的に尿酸値が高くなってしまいます。

脂肪が悪いわけでも、遊離脂肪酸が悪いわけでもありませんが、過剰に増えた脂質は尿酸値を上げる大きな要因となっている事は事実。実際、脂質異常が改善されると尿酸値も改善される場合が多いようです。

 

尿酸値を上げるストレス

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脂肪と尿酸値の関係を知っていると、ストレスによって尿酸値が上がってしまう理由も分かりやすくなります。

プリン体を活性化させる原因は、肝臓に余剰分として運ばれてきた遊離脂肪酸でした。そしてこの遊離脂肪酸が増えすぎる原因が中性脂肪等の脂肪が多すぎるということ。

遊離脂肪酸は、ホルモン感受性リパーゼの働きによって血中に放出されますが、この放出される割合を急激に増やす要因がストレスなのです。

通常ストレスを感じると、副腎からコルチゾールと呼ばれるホルモンが分泌されます。

コルチゾールは脂質代謝等に影響を与える大事なホルモンですが、過剰なストレスによって脂質の代謝を上げすぎてしまう事が知られています。

…つまり、ストレスによってホルモン感受性リパーゼの働きが過剰になりすぎ、血中に過剰の遊離脂肪酸が放出されてしまうのです。

増えすぎた遊離脂肪酸の行き着く先は…前項の『プリン体と脂肪の関係』と同じ理屈になり、尿酸値が増加するというわけです。

尿酸値を改善するには、脂質異常をコントロールしながら、ストレスとも上手に付き合っていく必要性がある事が分かります。

 

DHAが中性脂肪を下げる理由

消費者庁が実施する「栄養成分の機能評価」は、健康食品の機能性を国内と海外の複数の文献を調べて総合評価したものです。

DHA/EPAは全11モデルの中で最も多くの高い評価を受けた成分です。特に中性脂肪を減少させる効果はA判定の最高ランクでした。

DHAが中性脂肪を下げる仕組みは3つの理由があります。

 

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