中性脂肪を下げるお菓子はある?食べる時間も大事だった
お医者さんから、糖質制限や脂質制限を言い渡され、食事のコントロールをしないといけなくなった時。いきなりお菓子をやめるのは辛いもの。
そこで、お菓子と中性脂肪の関係と、中性脂肪対策中に食べれるお菓子を紹介していきます。
photo by Neil Conway
お菓子が中性脂肪へ与える影響
中性脂肪を上げる原因となる食事の成分は「脂質」や「糖質」などが主なもの。また、炭水化物も体内で糖質へと変化するので、中性脂肪を増やす要因です。
脂質が多い代表的なお菓子は、ポテトチップ等の油を使って揚げたお菓子です。
脂質の多い食材のトップは「牛バラ肉」で、100g中に50gの脂質が含まれていますが、ポテトチップはなんと、35.2gもの脂質が含まれています。
脂質の多い牛バラ肉と比較してみても、かなり多くの脂質が含まれている事が分かる数字ですね。
次に糖質について。
糖質が多い代表的なお菓子は、やはりチョコレート類です。
糖質の指標としてよく挙げられる「GI値」は、最大値100に対して一般的なチョコレートのGI値は91とかなり高めです。
ただし、カカオ成分が70%以上含まれるような「ビタータイプ」のチョコレートは、GI値は20代程度のものもありかなり低く、チョコーレートの種類によっては中性脂肪への影響も少なくする事も可能です。
中性脂肪を下げるお菓子はない?
基本的には、どのお菓子も「中性脂肪をあげる要素」を持っているもの。
その中でも、唯一中性脂肪を下げる効果が期待できそうなものは、魚を使ったおやつです。
魚の脂であるDHA/EPAは、消費者庁の検査によっても中性脂肪を下げる効果が認められています。
〈DHA/EPAを多く含む食品は魚!多い順ランキング〉で解説したとおり、DHA/EPA量の多い魚はマグロ等の大型魚が一般的ですが、イカナゴ等もその他の魚にも一定量のDHA/EPAは含まれます。
小魚を原料として作る「小魚せんべい」等は中性脂肪を下げれるお菓子として利用しやすいお菓子です。
お菓子を食べるタイミング
「食べるお菓子」と一緒に気にしておきたい事があります。それは、「お菓子を食べる時間帯」のことです。
お菓子を食べるタイミングとして良くない時間帯は「食後」。もともと食事によって血糖値が上昇している時間帯なので、例え、低GI値なお菓子でもおすすめはできません。
逆に、お菓子を食べるのにおすすめの時間帯は14:00〜15:00の「おやつどき」の時間です。
この時間帯は、比較的、血糖値が上がっていない状態で間食をしやすい時間帯。間食する場合の目安としては100kcal程度の量が理想的です。
100kcalの量と言うのは、実際に色々なお菓子にあてはめて見てみると、かなり少なく感じてしまうかもしれません。
ですが、テレビ等を見ながら間食する「ながら間食」をやめて食べる事に集中したり、噛む量を増やす(噛む量の増えるお菓子を選ぶ等も)ようにする事で、少ないカロリーでも満足感を得やすくする工夫もできます。
特に、しっかり噛んでゆっくり食べる事は、血糖値の急上昇を防ぐのにも有効。なので、中性脂肪をあげにくくする食べ方としても有効です。
「食べるもの」と「食べる時間」を意識しながら、上手に脂質&糖質制限をしてみて下さい。
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