ヨーグルトが中性脂肪を下げる事ができる理由とは?
お腹の調子を整えてくれるヨーグルトには、中性脂肪を抑える効果も期待できるようです。
ヨーグルトの乳酸菌はひとつじゃない!
ヨーグルトといえば乳酸菌です。乳酸菌がお腹の調子を整えてくれるので「定期的な摂取をする事が好ましい」という事は有名です。そして、この乳酸菌には、いくつかの種類があります。
中でも「ガセリ菌SP株」(ラクトバチルス・ガセリ菌)と呼ばれる乳酸菌は、脂肪の悩みに効果の期待できる乳酸菌。
通称ガセリ菌は、雪印メグミルクの研究チームが人の腸にある乳酸菌を分離して培養したものです。
ガセリ菌の特徴は、人の体内に定着する割合が高く、胃酸で分解されにくくしっかりと大腸まで届くという事。
一般的な乳酸菌のデメリットをカバーした乳酸菌なので、ビフィズス菌等と合わせ「ガセリ菌配合!」というキャッチの入ったヨーグルトを見かけた事のある方も多いかもしれません。
ガセリ菌が中性脂肪を抑えれる理由
「長くとどまり・しっかり届く」という特徴を持つガセリ菌ですが、乳酸菌の基本効果である悪玉菌を抑える…というもの以外に特別な効果を発揮する実験結果があります。
日本乳酸学会の発表によれば、現雪印メグミルクと九州大学の研究結果で、ガセリ菌に内蔵脂肪を抑える効果があったとの臨床データが発表されていました。
この実験は、30代の男女にガセリ菌を含むヨーグルトを毎日食べてもらい、3ヶ月後に体重・皮下脂肪・内蔵脂肪等の減少が確認されたとの事。
では、ガセリ菌を含むヨーグルトを食べるとなぜこうした脂肪が減少したのでしょうか?
その理由は、ガセリ菌が膵リパーゼの働きを抑えていた事が理由。
膵リパーゼは、小腸から中性脂肪を分解吸収するホルモンですが、この効果を抑える事によって、小腸から中性脂肪が吸収されるのを抑えるために…結果として中性脂肪を下げる事につながったと考えられています。
ここで、注意しないといけないのは、参照元でもあるようにこのリパーゼ阻害活性作用のあるのは、あくまでもガセリ菌によるものだという事がポイント。
ですので、どのヨーグルトでも良いというわけではなく…ガセリ菌を配合させたヨーグルトが中性脂肪抑制にも有効という事が言えます。
DHAが中性脂肪を下げる理由
消費者庁が実施する「栄養成分の機能評価」は、健康食品の機能性を国内と海外の複数の文献を調べて総合評価したものです。
DHA/EPAは全11モデルの中で最も多くの高い評価を受けた成分です。特に中性脂肪を減少させる効果はA判定の最高ランクでした。
DHAが中性脂肪を下げる仕組みは3つの理由があります。
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