ピーマンを食べると中性脂肪は下がる?効果と関係性
緑黄色野菜の、「緑」の代表とも言われるピーマンは、一般的に健康に良い食べ物として知られています。トウガラシ類の仲間とされるピーマンには中性脂肪を下げる効果は期待できるのでしょうか?
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ピーマンの栄養
ピーマンの栄養素で特筆すべきものは、なんといってもビタミンCが豊富な事です。 1日100グラム(中サイズのピーマン約3つ分)を食べる事で、1日に必要なビタミンCを十分に補う事ができるそう。ビタミンは、ビタミン群+ミネラルと合わせる事で最大効果を発揮するので、単純にビタミンC部分だけに注目するのは論外とはいえ、かなり豊富に含まれている事が分かります。
他、緑の血液とも言われる葉緑素(クロロフィル)が豊富に含まれている事も特徴のひとつ。葉緑素は、強力な抗酸化作用がある成分で、臨床試験ではないものの、抗がん作用への効果に関する実験データもあるようです。
ピーマンと脂質の関係は?
ピーマンに豊富なビタミンCはご存知のとおり「美容」に関わる効果がよくいわれるところ。コラーゲン生成を助けるために美肌に良いという事ですね。(ちなみにピーマン由来のビタミンCは熱に強い事も特徴、炒めものにも良いです。)
葉緑素が効果を示すのは、抗酸化作用と、コレステロール値の低下作用、デトックス作用等が代表的なものとしてよく言われています。
これらを見てみると、「中性脂肪低下」への作用があるものは…成分的にはなさそうですね。(コレステロールと中性脂肪は別物なので同軸にしない方が良いでしょう)
冒頭でお伝えしたとおり、ピーマンはトウガラシの仲間でカプサイシンが含まれています。 カプサイシンと聞くと…「脂肪燃焼」とか「発汗でダイエットに良さそう」というイメージがありますが、実質的な効果については検証されていなようです。 また、もし効果があったとしても ピーマン自身に含まれるカプサイシン量は、トウガラシと比べるとかなり微量なので大した効果は見込めないはずです。
ピーマン自体には豊富に食物繊維が含まれていますので(これはピーマン意外の野菜も同じですが)、食物繊維由来による血糖値上昇と抑える事で、中性脂肪の生成を多少抑える効果がある程度…といったところかもしれません。
ピーマンの抗酸化作用や豊富なビタミンCは、基礎栄養としては欠かせないものですので、中性脂肪云々を別にするならば、当然良質な食材である事は間違いありません。
中性脂肪を下げるDHA/EPA
消費者庁が実施する「栄養成分の機能評価」は、健康食品の機能性を国内と海外の複数の文献を調べて総合評価するもの。
DHA/EPAは全11モデルの中で最も多くの高い評価を受けた成分です。特に中性脂肪を減少させる効果はA判定の最高ランクでした。DHAが中性脂肪を下げる理由は、次の3つの理由があります↓
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