チョコレートで中性脂肪は下がる?効果&脂肪との関係性を解説
チョコレートは非常用の緊急食や、「登山での遭難時にも少しづつ食べて助かった…」など見ても分かるとおり、エネルギー補給用の食事としても使えるお菓子。
ただ、一般的には、甘くてカロリーも高くて「脂質コントロール」をする時には不向きな食材なようにも思えますよね。
そんなチョコレートと中性脂肪の関係性についてまとめました。
チョコレートの栄養成分について
チョコレートを代表する栄養成分といえば「カカオマスポリフェノール」です。
ポリフェノールは抗酸化作用の高い成分で、チョコレートに含まれるポリフェノールは、多量に含まれているワインや緑茶と比べてみてもかなり多く、ポリフェノールを摂るならチョコ!と行っても過言ではありません。
このポリフェノールの高い抗酸化作用は、ガンを抑制する実験報告もあったり、ストレス軽減効果などの効果も期待できます。
各種、生活習慣病への予防効果が期待できるため大切な成分がポリフェノールというわけ。
チョコレートでダイエットはできる?
チョコレートでダイエットをするという方法があります。
その理論は、糖質を豊富に含むチョコレートを食前に食べる事で血糖値を上昇させ、満腹中枢に働きかけます。
そして、実際の食事をする時は「食事量」や「食事内容」を調節する事で、結果的に食べる総量が減りダイエットできるというもの。
また、チョコレート自身に含まれる食物繊維の働きで、中性脂肪の吸収を抑えたり食欲を抑制する効果期待できるとのこと。
但し注意しないといけないのは、「チョコレートダイエット」をする場合に使うチョコは、カカオ70%以上を配合した糖質の少ないチョコレートを選ぶ必要があるという事です。
カカオ70%ともなると、一般的な甘いチョコ好きな人にとっては、もはや別の食べ物にすら感じるかもしれません。(それぐらい苦いという事)
チョコを食べて中性脂肪は下げれるの?
チョコレートで中止脂肪をコントロールできそうな部分は「食物繊維の吸収による中性脂肪抑制効果」と、「食欲を抑える事での食事の総量を抑える」という2点です。
ただ、チョコレートに食物繊維が含まれているとはいえ、板チョコ1枚につき2グラム程度と少なめなので、単純に食物繊維だけ求めるなら、普通に野菜を食べた方が良いかも。
また「飽和脂肪酸」等、中性脂肪ができる原因になる脂質も多いので、どこまで効果が期待できるか ちょっと微妙なところでもありますね。
(但し、先に紹介したカカオ70%以上タイプのチョコは、飽和脂肪酸もかなり低いです)
また、「あえて血糖値をあげて食欲を抑える」という方法についても、「糖質制限ダイエット」等の理論からすると、完全にイレギュラーな方法。
糖質と中性脂肪の関係性を知っていたなら、「トンデモ理論」だという事が分かるはずです。(糖質が中性脂肪を上げるのです)
▶関連:糖質制限ダイエットのやり方・初心者でも3分で分かる仕組み
チョコレート自体には、冒頭で紹介したように、高い抗酸化作用や、ストレス発散等の良い効果もあるので、間食として「少量を適度に食べる」という使い方に留めて、ダイエットや中性脂肪を下げたい時には別の手段を検討する方が良さそうです。
ダイエットにDHAがおすすめな理由とは?
DHA・EPAには内蔵脂肪を燃焼させる着火剤的な作用があり、多くの医師が「効率的な脂肪燃焼に必要な栄養素」として推奨しています。
また、消費者庁が行った栄養成分の機能評価でも、中性脂肪を減少させる作用が「A判定」。
DHA/EPAがダイエットにもおすすめなのは、どのような理由があるのでしょうか?
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