コーヒーを飲むと中性脂肪が下がるって本当?
脂質異常症で脂質のコントロールが必要なときに、おすすめの飲み物がコーヒーです。黒ウーロン茶なども中性脂肪の吸収を抑えるものとして有名ですが、コーヒーにも驚きの効果がありました。
コーヒーが脂肪を抑える仕組み
コーヒーには「クロロゲン酸」というポリフェノールがたっぷりと含まれています。
クロロゲン酸はじゃがいもにも含まれている成分ですが、特にコーヒーに豊富に見られる成分で、その効果に注目が集まり、サプリメントとしても販売されているようです。
通常脂肪は、細胞内のミトコンドリアに取り込まれてエネルギー(燃焼される)となります。クロロゲン酸はこのミトコンドリア内に脂肪を取り込む作用を促進させる効果があります。
その結果、脂肪が積極的にエネルギーとして使われる事になり、中性脂肪を抑える効果が期待できるという仕組みです。
黒烏龍茶では、中性脂肪が取り込まれないような働きが主な作用でしたが〈烏龍茶に中性脂肪を減らす効果はある?〉、コーヒー由来のクロロゲン酸は、そもそもの脂肪燃焼に効果的である事が分かります。
コーヒーが脂肪肝を防ぐ
中性脂肪由来の内蔵脂肪が肥大化すると、糖分を骨格筋に送り届けるインスリンの作用が弱まってしまいます。
このインスリン抵抗性が上がる事で、血中の中性脂肪もうまく細胞に吸収されずに、肝臓へとそのまま戻ってきてしまいます。その結果、脂肪肝となって悪影響を与えます。
社団法人・全日本コーヒー協会のデータによると『コーヒーを飲む事で脂肪肝を抑える事ができる』という研究結果も出ているようです。各種研究データは以下のリンクから見る事ができます。
糖尿病予防にも
クロロゲン酸には、体内で糖分(グルコース)を合成する作用を抑える働きがあるという研究結果もあるようです。
ちなみに、コーヒーを飲む時は、砂糖を加えるのではなくてブラックの方が良いと言われています。
糖質生成を抑える働きがあるから…といって、自分で摂取してしまってはせっかくの効果も無駄になるという事ですね。
DHAが中性脂肪を下げる理由
消費者庁が実施する「栄養成分の機能評価」は、健康食品の機能性を国内と海外の複数の文献を調べて総合評価したものです。
DHA/EPAは全11モデルの中で最も多くの高い評価を受けた成分です。特に中性脂肪を減少させる効果はA判定の最高ランクでした。
DHAが中性脂肪を下げる仕組みは3つの理由があります。
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